なによっ
そう言葉にしようとしたけど、喋らせてもらえなかった
朝の男はいきなりキッと目付きを変えて…
『謝ろうとしてんのに何で無視すんのかなっ!?
俺のこと嫌う前にもっと俺のこと知ってよ!
俺のこと見てよ!』
「ちょっ、な…に…ッ」
なんでそんな必死になってんの!?
私なんかにそんなの言ったって何のメリットにもなんないんだよっ!?
『あんたのこと…
いや、安佐奈南のこと、俺はもっと知りたい!』
「…なんでよッ」
意味分かんないっ
『俺ッ、安佐奈南が好きなんだよっ』
突然大声で暴露された
告白…だ…よね?
「うそッ」
そんなはずない
第一印象だってあんたからしたら私は悪いはず
絶対に悪いはずなのにっ
なんでそんなの言うわけ!?
どうして今日会ったばかりの私にそういうこと言えるわけ?
私と違う
まったく正反対な容姿端麗で誰からも好かれそうな顔をしてる人
真逆の性格してる人がっ
『だから話っ…』
「からかわないで!
私が地味子だから?
目をつけたの?
朝ぶつかったから?
なんで私なの?
からかわないでっ!」
私は思い切ってそう叫び校舎の中へと走っていった

