バカじゃん?
俺……
「ゴメンなさい」
なおも、謝り続ける南を、どうしたらいいか分からなくて、とりあえず抱き締めた
言葉では、どうせうまく伝えられない
伝えたとしても、これ以上泣かしてしまいそうだから
抱き締めたら、少しでも、俺のキモチが、伝わると思った
「つ、月くん!?」
あわてたような声をだして、俺の腕の中、ジタバタ暴れている南を、またこれでもかってくらいに、強く抱き締めた
「……月くん、苦しいですよ」
『うん……』
「月くん、ゴメンなさい」
『謝らなくていい』
「月くん、本当に……」
『だから謝らなくて……』
「違いますっ」
『え?』
突然、声をあらげた南にビックリして、体をゆっくり離して、南の表情をうかがってみる
「本当に、ありがとうございます
好きです
好きです、好きです、好きですっ」
足りないとでも言うように、何度も何度も呟いている南を見てたら
自然と頬が緩んできた

