★地味な女と学園王子☆







     side月




南の部屋にいれてもらえたのはまだ付き合う前だったから




付き合った今
初めて入ったから、少し緊張している





それだけならまだしも、さっきのキスと、おばさんに階段のぼってる途中に言われた一言で、緊張もいっそう増していた




静かな部屋
どっちから喋ることもないと思ってたけど




意外にも、南が先に口を開いた



「お、お母さんが……」



『え?』



「お母さんがゴメンなさいっ

あの……、変なこと…言って…」



もじもじしながら、恥ずかしそうに目をそらしていう南に、胸が高鳴っていく




男なのに、こんなちょっとの仕草でドキドキさせられて



かっこわりぃ……




『気にしてないから……』


恥ずかしくて、顔を俯かせながらいった言葉が、予想以上に強い言い方になってしまった




それに気付いて、南の様子をうかがうように、耳を傾けていると



「ゴメンなさいっ
やっぱり、怒ってるよねッ」



予想通り、勘違いをした南



ふと、顔をあげて表情を伺ってみれば、泣きそうな顔をしている