★地味な女と学園王子☆








まわりの、女の子の視線が痛いから……!




『なぁに、入学早々
カッコいい人を独り占めしようってわけ?』




『ブスで地味のくせに
考えることは大胆だよね〜』




『月くんも、なんであんな地味子相手にするんだろう?』




コソコソコソコソと……
小声で言ってるつもりなんだろうけど




バレバレ!
聞こえてますよーだ!



悔しいながらも、言ってる子はほとんどケバくて、怖そうな人達ばかりだから



言い返せない



そんな自分はやっぱり意気地なしで


情けなくて
嫌になる……





集団で攻撃なんて、みっともないって思うけど



何も言えずにおどけてる私の方がよっぽどみっともない





顔を俯かせて、泣きそうになるのを必死に我慢していた時―…





『あんたら、さっきから南のこと言ってるけどなんなの?』



月くんが、いつもより低い声で女の子達に向かって言い出した



それに私は、勢い良く顔をあげる




『南は可愛いよ!
少なくとも、俺にはそううつってるもん!


コソコソ言えないあんたらより、南は何億倍も可愛いよ!


それに、南が俺を好きなんじゃない

南が俺を独り占めしたいんじゃないし、してるんじゃない!


俺が、南を独り占めしてるんだ

俺が南を好きだから、独り占めしたいんだよ!』




言いながら、バンッと大きな音をだし机を強く叩く