まわりの、女の子の視線が痛いから……!
『なぁに、入学早々
カッコいい人を独り占めしようってわけ?』
『ブスで地味のくせに
考えることは大胆だよね〜』
『月くんも、なんであんな地味子相手にするんだろう?』
コソコソコソコソと……
小声で言ってるつもりなんだろうけど
バレバレ!
聞こえてますよーだ!
悔しいながらも、言ってる子はほとんどケバくて、怖そうな人達ばかりだから
言い返せない
そんな自分はやっぱり意気地なしで
情けなくて
嫌になる……
集団で攻撃なんて、みっともないって思うけど
何も言えずにおどけてる私の方がよっぽどみっともない
顔を俯かせて、泣きそうになるのを必死に我慢していた時―…
『あんたら、さっきから南のこと言ってるけどなんなの?』
月くんが、いつもより低い声で女の子達に向かって言い出した
それに私は、勢い良く顔をあげる
『南は可愛いよ!
少なくとも、俺にはそううつってるもん!
コソコソ言えないあんたらより、南は何億倍も可愛いよ!
それに、南が俺を好きなんじゃない
南が俺を独り占めしたいんじゃないし、してるんじゃない!
俺が、南を独り占めしてるんだ
俺が南を好きだから、独り占めしたいんだよ!』
言いながら、バンッと大きな音をだし机を強く叩く

