うわー出た!
母さん…。
『あ、こんばんわ。
初めまして!
上原未沙です。』
未沙が丁寧にお辞儀をし、母さんに挨拶した。
「あらあら〜
初めまして〜春紀の母です。未沙ちゃんよろしくね」
『こちらこそっ!』
「ちょっと待ってね。
夏紀ー!?
未沙ちゃんいらっしゃったわよー?」
あー夏紀呼んじゃいますか…
まあ夏紀の家庭教師だから当たり前なんだけど。
夏紀が二階から下りて来るのを待っている間に俺らはリビングに移動した。
そして母さんが
俺の所にきて言った。
「やるわね春紀☆」
「…は?」
俺はあからまに嫌な声を出した。
「なーにとぼけてんの!!
未沙ちゃんのことよお。
可愛くていい子じゃないのー♪」
「んなこと…」
んなこと母さんに言われなくても分かってる
って言いそうになりました、はい…
あっぶねー
「なによ?」
「別にぃ」
ガチャ
「あれ、兄貴の彼女は?」
夏紀がリビングに入ってきた。
「彼女じゃねぇって。
未沙ならソファだよ」
俺と夏紀がソファの方を見ると、未沙もこちらを向いた。
『あっ!
えっとー夏紀くん?』
未沙がニッコリ微笑んで言った。
「うん。
俺、弟の夏紀。
よろしくな未沙♪」
…………なんだと…??
今、未沙のこと
呼び捨てにしなかったか…?
『え?えっと、うん。
春紀と同じクラスの
上原未沙です。
よろしくね』
未沙もーっ
『呼び捨てはやめて』って言えよー…
「おい夏紀。
未沙は年上だぞ?
さん付けろ、さん!!」
「はーいはい♪」
ボソッ
「嫉妬☆」
なななな…?!
なんか言ったか?!
このクソガキ………!!!
いかんいかん。
未沙がいんだぞ?
落ち着け俺…!!
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