「こ、こっち…」
俺は動揺しながらも
未沙をチャリの方へ呼ぶ。
そして未沙が後ろに乗ったのを確認すると
一気に踏み込んだ。
『わぁっ』
揺れたせいか、
横向きに乗った未沙が
俺の腰に手を回してつかまってきた。
「あ、わり。大丈夫か?」
『うん!春紀…つかまっててもい??』
「ぜ、全然オッケー!!!」
あーっもう!
いちいち可愛いんだよ…
おかげで調子狂うし…
吃りまくるし…
情けねぇ俺〜…
―――――
「着いたー♪」
『春紀ん家、おっきー!』
未沙が無邪気に笑った。
「ただいまー
未沙連れてきた」
俺は玄関のドアを開けて
言った。
未沙は遠慮がちに
ドアに近寄ってきた。
『お邪魔します!』
「あっらまーっっ!!!」
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