こっちを振り向いた
未沙の大きくて、くりっとした目には
涙が浮かんでいた。
ドキッ
未沙は口元をきゅっと結んで上目使いで俺を見る。
俺、泣かせた!?
怒ってるよな…?!
「ごめん…」
『え…?』
「その、ファーストキスだったんだろ?」
『うん…//』
未沙は顔を赤らめ
また俺を見つめる。
「なんか…お前だったらキスしてもいいと思って、
気づいたらしてた。」
『な、なに開き直ってるのよ!!』
『ファーストキスは好きな人とって決めてたのに…酷い〜;;』
「だったら」
『え?』
「俺のこと、好きにさせてやるよ」
『なっ何いってんの?!
あたし、あんたのことなんか好きにならないもん!!』
「ほーぅ…これでもか?」
『はぁ?!もうなっ んッッ』
