イタズラな毎日



気づいたら

未沙にキスしてた。

ほんの一瞬だけ、
触れるか触れないかぐらいのキス。


未沙はすごい驚いていて
後ずさりした。

お前、自分でしろって言ったんじゃん…

てか…この驚き様は
やっぱりファーストキスか♪

ごちそうさまでした☆


『あたしの、ファーストキスを返せーーーッ!!!』

未沙はそう叫んで
教室から出ていった。

教室にいる皆の視線が
俺に集まる。

うわっ気まず…
お、俺も逃げよーっと。

とりあえず
未沙を追った。


前方に未沙が見えた。

俺は転校してきたばっかりだから、この学園の構造を知らないため
未沙がどこに行こうとしているのか
検討がつかなかった。


それにしても…
コイツ…足遅っ!

俺はすぐに追いついて

未沙の手首を
掴んだ。