自分の気持ちを伝え続ける沙菜を、俺は思いきり自分のもとに引き寄せ、強く抱きしめた。
「…雅樹…私…ごめんね…。」
「もう…謝らないで…っ。」
ぎゅうぅぅぅ
言葉にならないほどの嬉しさを伝えるかのように、強く強く抱きしめる。
沙菜の温もりが、冷えた俺の体に伝わってきた。
その暖かさに・・・俺の瞳から涙が溢れだす。
嬉しくて・・・嬉しくて・・・次から次へと涙が流れる。
涙が止まらない。
「雅樹…っ。私ね、渡したい物があるの。」
腕の中で沙菜が呟く。
一度、抱きしめる腕の力を抜いて、沙菜と向き合った。
涙で濡れた顔は・・・泣いてなのか、寒さでなのかわからないけど、鼻が真っ赤だった。
きっと俺も同じ顔。
俺と向き合った沙菜は、上着のポケットに手を入れた。
ゴソゴソと手探りして何かを握った手を差し出した。
その手を俺の前でゆっくりと開く。
「…これ…!!」
手のひらに乗っていたのは・・・シルバーのリング
それは二年前に、俺がここであげようとした物だった。
沙菜の手から指輪を取る。
傷が入ったこの指輪・・・あのまま無くなったんだとばかり思っていた・・・
「…探すの大変だったんだ。屋上暗いし、雪降ってるし…でも無くしたくなかったから…ずっと持ってたの。」
沙菜は胸元に手をやり、チェーンが通された指輪を見せてくれた。
「ネックレスにしてたんだ。悠ちゃんのと一緒につけるわけいかないし、悠ちゃんの取ってからも、私にはつける資格なかったし。」
首につけていたネックレスを外し、指輪をチェーンから取った。
「…雅樹…私…ごめんね…。」
「もう…謝らないで…っ。」
ぎゅうぅぅぅ
言葉にならないほどの嬉しさを伝えるかのように、強く強く抱きしめる。
沙菜の温もりが、冷えた俺の体に伝わってきた。
その暖かさに・・・俺の瞳から涙が溢れだす。
嬉しくて・・・嬉しくて・・・次から次へと涙が流れる。
涙が止まらない。
「雅樹…っ。私ね、渡したい物があるの。」
腕の中で沙菜が呟く。
一度、抱きしめる腕の力を抜いて、沙菜と向き合った。
涙で濡れた顔は・・・泣いてなのか、寒さでなのかわからないけど、鼻が真っ赤だった。
きっと俺も同じ顔。
俺と向き合った沙菜は、上着のポケットに手を入れた。
ゴソゴソと手探りして何かを握った手を差し出した。
その手を俺の前でゆっくりと開く。
「…これ…!!」
手のひらに乗っていたのは・・・シルバーのリング
それは二年前に、俺がここであげようとした物だった。
沙菜の手から指輪を取る。
傷が入ったこの指輪・・・あのまま無くなったんだとばかり思っていた・・・
「…探すの大変だったんだ。屋上暗いし、雪降ってるし…でも無くしたくなかったから…ずっと持ってたの。」
沙菜は胸元に手をやり、チェーンが通された指輪を見せてくれた。
「ネックレスにしてたんだ。悠ちゃんのと一緒につけるわけいかないし、悠ちゃんの取ってからも、私にはつける資格なかったし。」
首につけていたネックレスを外し、指輪をチェーンから取った。

