愛しいキミへ

学校を出た後、クラスの打ち上げのカラオケに向かった。
俺が店に着いた時には、すごい盛り上がりだった。

「酒…飲んでる奴いないよな?」

と直哉に確認をしてしまうほどの盛り上がり。
とりあえず、酒を飲んでる奴はいないみたいだ。
卒業式の日に飲酒で補導なんてシャレにならないっつーの

あとから合流の俺は、クラスの盛り上がりっぷりに若干押され気味・・・。
でも三十分もすぎれば盛り上がりの輪に混ざれた。

途中で女子一人に誘われて、カラオケルームを出た。

「ずっと好きでした!…思い出にネクタイください!!」

突然の告白に戸惑ったものの、俺なんかのネクタイで良ければ・・・と、あげた。
ネクタイなしで戻ってきた俺を直哉がからかったけど、よく見れば直哉もネクタイをしていなかった。

カラオケが終わってクラスで解散したあとに、直哉と二人でファミレスへ。
お互いのネクタイの行方の話をした。

・・・去年、悠兄も言ってたけど女子はネクタイをもらって、どうするんだろう?


高校を卒業した日。
勉強を忘れ、思いっきり遊んだ。

「また明日なー!!明日はボーリングだ♪」
「おう!またな!」

直哉とも別れて、帰宅をする。

「ただいまー。」

誰からも返事がなかった。
でも、なんかリビングが賑やか・・・。
もう10時過ぎてるはずなのに・・・なんだ?

楽しそうな話し声のするリビングへと向かった。