あたしたちは、1年2組の教室に向かった。





ヤバい。



「緊張してきた…。」





「大丈夫だって!」



そう言って悠河は、あたしの頭を、ポンッポンっと軽く叩いた。


それが、とても嬉しくて、また悠河を好きになっていくんだ。





「うんっ!ありがと。」


あたしがそう言うと、悠河は優しく笑ってくれた。