「お、やっとおとなしくなったか。いい子いい子。ご褒美に俺がたくさん気持ちよくしてやっから」
ニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべながら、チャラ男は早足にホテルに向かう。
あんたなんかに感じるわけない。
あたしは悠だけに感じる身体なんだから。
あんたの大事なとこ、もう使えないようにしてやろうか。
…なんて。
何言ってんだか、あたしは。
もう悠は関係ない。
あたしがそんなこと言える立場なんかじゃない。
もう、あかの他人なんだから。
「俺上手いから、安心してよ」
――…だったら
だったらあたしを壊して。
もう何も考えられないくらい
あたしを狂わして。
あたしの感情がなくなるくらいに――…
「…おい」
