『いっそのこと、本当に消えてしまおうかな…』 どうせこれから、行く当てなんてない。 悠と別れた今、あたしには何も残ってない。 あたしの家族だって、あたしのことなんてどうでもいいように考えてる。 よく人、一人亡くなるだけで大勢の人が悲しむとか言うけど、 あたしなんていなくても、 誰も悲しまない… 『もう…疲れた』