『ゆーう!好きっ』



「知ってる」



『ちゅーして!』



「そのまま押し倒すけど?」



私たちの朝は いつもこんな感じで始まる。



『もー!朝っぱらから盛らないでよ~!』



私は隣にいる悠に腕を絡める。



「暑苦しい。離れろ」



悠は私の腕を嫌そうに振りほどく。





―わかってるよ…



私たちはただのセフレってこと――…