『お弁当、一緒に食べる?
友紀と転校してきたいとこも一緒だけど....』

基本的には、柚は佐々木と昼だ。


俺と一緒じゃない。


俺は、すぐにメールを返した。


『食べる。
柚がいるならいてもかまわない。』


俺は、嬉しくてにやにやしてると思う。


そんな俺を見て力は呆れていた。


こんな女にデレデレな俺は昔を振り返ったらありえないからな。


「雄一、お前どんだけ感情の起伏激しいんだよ。」


「仕方ねぇだろ。
柚に関してはこうなんだから。」


「せいぜい、愛想つかされないようにな。」


いつも、力はそういうんだ。


力は、佐々木が好きだ。


柚と佐々木が仲がいいから協力を頼まれるが、拒否する。


その仕返しみたいな感じだ。