柚は、俺をちら見してから立ち上がった。


俺のとこに来てくれる。


そう思っていたら...


女子が柚のとこに集まった。


「柚希ちゃん。
転校生がいとこなんだって。
紹介して。」


そんな風な依頼が殺到していた。


いとこ?


マジかよ。


「ごめんね。
ななくんは彼女いるよ。」


柚は、女たちが去るような事を言っていた。


ショックでも納得するいいわけ。


それだけ男前なんだな。


俺は、男前でも


『いとこ』


という部分が聞こえたので安心した。


柚は、女子が去ると俺じゃなく佐々木のとこに行った。


なんで?


そう思ってたら、柚からメールがきた。