いつも思うけど。


私が納得してるのに雄一が頷く時が冷たい。


なんで?


「中畑くん、かわいそうに。」


「なにが?」


全くわからない。


「気づかない?
あいつは、柚希に妬いてもらいたいんだよ?」


「そんなことないよ。
それに友紀にさっきも言ったけど....」


「浮気は、許せるけど。
本気は、許せない。
だっけ?
わけわかんない。」


「だって、好きな人の気持ちが自分にあるだけで私は、嬉しいから。」


「柚希って、ある意味純粋なのかもね。」


友紀は、一人で納得して頷いた。


「てか....
私たちも帰ろっか?」


「そうだね。」


私は、友紀と一緒に教室を出ようとした。