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私は、ゾクゾクと言うか、なんて言うか...


誰かに触られている感じがして目が覚めた。


私がゆっくり目を開くと、雄一だった。


「雄一?」


私が雄一の名前を呼ぶと雄一はハッとした顔をして私から離れた。


「ごめん。」


理由を言わずに謝られた。


別にいいのに。


雄一は、私の彼氏なんだから。


「なんで、謝るの?」


「寝てる柚に我慢できず触ったから...」


私は、チラッと時間を確認した。


雄一の家に来てから一時間は経っていた。


「別に雄一は彼氏だからいいよ。
てか、どこ触ったの?」


なんか、気になる。


「髪とか頬とかだよ。
したら、柚が起きた。」


雄一は、照れながら言った。