予想通りの事が起きてしまった。


子供は、ありがたいことに双子の男の子。


名前を湊司と陽生と名付けた。


俺と柚は、戸惑いながらも精一杯の愛情を注ぎながら育てた。


湊司は、柚に似てクールな子に。


陽生は、俺に似て甘えん坊だ。


この真逆すぎる子供たちのせいで俺は柚欠乏症だ。


陽生は、いつも柚に甘え。


湊司は、陽生がいないとこで甘え。


そんなんじゃ、俺と柚の時間がない。


元からわかっていた。


子供に嫉妬することなんて。


けど、ここまでとは思わなかった。


しかも、夜の営みなんかできるわけもなく。


欲求不満だ。


だからといって、他で済ませようなんて気はない。


どうにか柚と2人きりになって柚に触れたいのだ。


そんな俺の考えが間違ってるのか?