柚希と雄一は、夜景がきれいな場所に来ていた。


「きれい」


「柚のがきれいだよ。」


「こんなとこで冗談言わないの。」


柚希は、顔を真っ赤にしていた。


「ホントのことだし。」


雄一は、しれっとした顔だった。


「もう。
知らない。」


柚希は、ちょっとご機嫌ななめに。


「ゆ〜ず。」


「ふん。」


柚希は、雄一に名前を呼ばれてもそっぽを向いた。


「柚希。」


雄一は、突然真剣になった。


「えっ?」



柚希は、戸惑いを隠せなかった。


「柚希、もう一度言うから聞いて。」


「うん。」