「雄一、大事な話があるの。」


なんだ?


「うん?」


俺は、ちょっと険しい顔になった。


別れるとかじゃないよな。


柚の顔を見たら、よくない話って思う。


「あのね。
実は....妊娠しちゃったの。」


今、妊娠って言った?


聞き間違いじゃないよな。


「えっ?
マジ?」


俺は、嬉しくなった。


それに柚は、安心して笑顔になった。


「うん。
もう少しで3ヶ月。」


「柚希、結婚しようか。」


てか、予定早まったな。


「えっ?うん。」


柚は、吃驚しながら頷いてるし。


よかった。


「あと、これ。」


準備万端なんだよね。


指輪。


「えっ?なんで?」


だよな。


「今までのバイト代。」


そう、ちゃんと貯めてたんです。