「柚、とりあえず家、探そうか?」


「うん。」


私は、笑顔で答えた。


「俺の職場は、そんな遠くないから....
俺らの実家の近いとこにしようか?
柚を一人にするのは心配なとこもあるし....」


雄一の心配性。


自分の事より、私の事か....


雄一らしいけど。


だけど.....


これから先、重荷にならないか不安だな。


「雄一の要望は?」


「はっ?」


「私の事より、雄一は?」


「俺は、柚がそばにいればいいから。」


そんなさらっと言わないでよ。


雄一って、変わらないよね。