「はい。」


「えっ?」


お母さんから、ある物を受け取った。


“妊娠検査薬”


「柚希の最近の体調を見ててね。
妊娠の兆候があるかなって....」


「私も調べようって....」


「タイミング、よかったのね。」


私は、早速調べた。


―――――


――――


「お母さん、やっぱり....」


私は、検査薬を見せた。


「病院行かなきゃね。」


「えっ?」


おろすの?


「検査薬じゃ、ダメでしょ?
病院行ってから、これからの事、考えましょう。」


そっか。


そうだよね。


なに、勘違いしてんだろ。


私は、お母さんと産婦人科に行った。


検査薬通りだった。


妊娠してた。


妊娠して、3ヶ月目に入るとこだった。


雄一と私の子供。


できたんだ。


嬉しい。


雄一に言わなきゃ。


どう思うかな?


喜んでくれるかな?


産んでいいって言うよね。


ちょっとだけ不安がある。


けどね。


雄一だから....


安心感はあるかな。


だって、私が好きになった人だからね。