「あの...
なぜ、柚希さんと七緒さんじゃないとダメなんですか?
話の流れ上佐々木さんでもいいじゃないですか?」


そうよ。


「七緒と柚希は、好き同士だ。」



なんで、勝手に決めるわけ?


私は、言葉をなくした。


「なぜ、そう思うんですか?
柚希さんには、僕。七緒さんには、佐々木さんがいるのに。」



雄一は、ゆっくり説明してくれた。


「遊びだろ?」


しれっと言うし。


ありえないから。


てか、私とななくんをどう思ってるのよ。


「遊びなら、七緒さんは、ここに佐々木さんを連れてくるわけがないでしょ?」

そうよ。


雄一、ガンバ。


頑張って。


「喧嘩でもしたんだろ?」

なんて、都合のいい考え。


喧嘩でも....


「そうだったとしても。
候補とはいえ、柚希さんの親友を当てつけに連れては来ないでしょ?」


そうなのよ。



もっと適当に連れてくるでしょ?


当てつけなら。


雄一、かっこいい。