けど、1ヶ月くらい経って、知ってしまった。


どうしたら、いいかなんてわからなくて。


一緒にいることが減ってきた。


周りからは、すげぇ心配された。


だって、怖いだろ。


いつフられるかわからねぇし。


俺は、態度に出さないけど柚にはホントにメロメロで。


けど、束縛したりはできなかった。


嫌われたくないから。


だから....


「柚。
今日、まゆちゃんとみきちゃんと帰るから。」


こうやって、愛情をはかるしかできなかった。


「わかった。
じゃあね。」


柚は、俺に笑顔で答える。


「あぁ。」


だから、機嫌が悪くなる。


「柚希ちゃん、ゆうを借りるね。」


笑いながら、まゆちゃんが柚に言った。


「今日も作戦失敗だね。」


みきちゃんも呆れながら言った。


俺は、女と帰るふりして一人で帰るんだ。


寂しい俺。


いつも思うけど。


柚は、なんで平気なんだ。