「雄一、こんな約束とかしてから、あれなんだけど....」


「うん?」


「雄一とくっついていたいって言ったら、怒る?」


柚は、申し訳なさそうに聞いた。


「全然。
俺、理性強いはずだから....」


はぁ〜。


先が思いやられる。


けど....


俺は、柚とこれ以上何も言わずに抱き合った。


聞こえてくるのは、心地いい心臓の音。


俺と同じ少し早い鼓動。


心音が重なって愛しさが増す。


これからもお互いをドキドキしていたい。


鼓動を聞く度に、言葉がなくても愛の確認。


俺は、柚と幸せになりたいから。


柚が、一番だから。


だから不安になるなよ。


俺が、柚を守るから。


柚に関してだけは、手放したくない。


柚を愛してるから。





sixth story
yuichi side end.