【長編】Lover only of name[おまけ追加]

「雄一....」


「柚?
どうした?」


俺は、戸惑っている。


柚が、深刻そうな顔をしているから。


「あのね....」


柚は、順を追って話してくれた。


俺は、それに対してたまに相槌をうった。


俺は、柚の話し終わると考えていた。


「柚はさ。
別にその男をなんとも思ってないんだよな?」


俺は、確認するように柚に聞いた。


重要部分は、そこだ。


柚の気持ちだけ。


「うん。雄一だけ。
ただ、なにをしてくるのかわからないから怖くて....」



「大丈夫だから....」


俺は、柚を抱きしめた。


赤ちゃんをあやすように背中をポンポンとした。


なんか、俺へたれじゃなくない?


それは、柚が変だからだけど。


だって、こういう必要な時は、頼りにならなきゃ、ダメじゃね?


柚の弱気が、俺を強気にさせる。