私は、事情を説明するために雄一に電話しようと思った。


それは、やむなく却下になった。


ななくんと友紀がきたから。


だから、メールだけしたんだ。


「柚希。
あのさ....」


友紀がスゴく言いにくそう。


「えっ?
なに?」


「俺と友紀ちゃん、つきあうことになったから。」


「マジで?」


嬉しいんだけど。


今の私には、微妙で。


だって....


後継者問題は、とりあえず解決だけど....


三緑さん。


どうしよう。


「だから....
一応、俺らで決定なんだけどさ。」


「わかってる。
まだ、報告しなくていいよ。」


だって、好き同士だからつきあうのはわかるけど。


2人には、結婚がすぐ待ってるから。


それなりに考えてからじゃないとね。


「助かるよ。」


「柚希、ありがと。」


友紀は、満面の笑みだ。


嬉しいんだよ。


だけど....