「だって....」


友紀は、戸惑っているみたいだ。


なんだかんだで、私の幸せを祈ってくれてるみたいだからね。


「ありがとう。
でもね。
ゼロにしたいの。」


私は、飲み物を飲み干した。


私は、少しハレバレした。


雄一で悩みたくない。


もとからあんまり悩んでないけど。


やっぱね。


好きな人に愛されたい。


そんな意識が少なからず出てきたみたい。


嫉妬したり、束縛したりする自分は想像つかないけど。


素直な想いが通じていればこその事だ。


じゃなきゃ、つきあう意味がない。


雄一の時間を無駄にさせたくない。


決めた。


やっぱ、別れるのを早めよう。


次に帰れるときとかって思ったけど。


って、事で。


メールした。



『放課後、話があるので教室に居てください。』


短く一言。


『わかった。』


よかった。


今日がダメならメールで別れようって。


そう決めてたから。


私は、そわそわしながら残りの授業を受けた。


友紀は、決断が早い私に心配そうだ。