「今夜が峠でしょう・・・。申し上げにくいですが、ご主人がたとえ命をつなぎとめたとしても、目を覚ますことはないと、覚悟しておいてください。」
もう、母さんはなにも聞いちゃいなかった。
いや、僕もか。
「これ・・・。」
長椅子に座って、ベッドで眠る父さんを眺めていた時、警察の人がカメラを僕に渡した。
「お父さんのだよね。カメラは、なんとか無事だったそうだ。君に、渡しておくね。」
もう、母さんはなにも聞いちゃいなかった。
いや、僕もか。
「これ・・・。」
長椅子に座って、ベッドで眠る父さんを眺めていた時、警察の人がカメラを僕に渡した。
「お父さんのだよね。カメラは、なんとか無事だったそうだ。君に、渡しておくね。」


