この日から、私たちは一緒に下校するようになった。


一星の部活がある日は、写真に夢中の彼を眺めていた。



毎日が幸せでー。



一星も笑ってくれるから、私は勘違いをしていた。



私の存在で、彼の心の傷を癒しているとー。



「今日は、どこの写真を撮ろうかなぁー。」



毎日の日課。



一星のお父さんに届ける写真を撮ること。