「じゃあ、母さん行ってくるね。病院にはいつもと同じくらいに行くから。なんかあったら電話でもちょうだいね。」



返事はない。



「じゃあ・・・。」



バタン・・・



なぜあの日、僕はプラネタリウムに行こうと思ったのだろう。



なぜあの日、病院に行かなかったのだろう。