プラネタリウム

生きていると思いたい。



でも、死んでいるとも思いたい。



ようは、悪者になりたくなかったんだ。



生きていると思いたいのは、母さんを否定したくないという思い。



死んでいると思いたいのは、割り切って父さんをドナーとして送り出し、ドナーを待っている誰かを殺したくないという思い。



本当は、心は、答えを知っていたけど。



病室に増えた写真が、僕の答えだったんだ。



「生きてる、父さんは。」



だからこそ分かる。



ドナーを待つ人の気持ち、家族の気持ちがー。



分かるから、苦しい。