プラネタリウム

「お父さん!!」



僕より少し年下の子が泣いている。



「うう・・・。」



あれは、奥さん?



「残念です・・・。ドナーが現れなかったこと・・・。」



「!!」



この時、僕は自分が悪人に思えた。



僕が父さんの脳死を受け入れ、ドナーに同意したら、誰かが助かる。



でも、反対したら・・・。



僕は誰かを殺したことになる・・・?



この日、僕は屋上で泣き続けた。



隣の患者さんと家族の顔を思い浮かべて。



父さんを思い浮かべて・・・。