「顔、ブスになってる。」


隣にいた瑞己が、私のほっぺをつかみ両側から軽く引っ張った。

「ぶひゅって、ひろい(ブスってヒドイ)。」

「そんな顔すんなよ。」


それだけ言うと、瑞己は夏目センパイ達の方へ向かいだした。

??
なにするんだろう…?
思わず瑞己を追いかける。




「こんにちは。」

「えっと…、誰?」

「夏目くんの助手です。」

「もしかして、夏目くんが言ってた高校生の美少年?へー、カワイイ顔してるねぇ~。肌もツルツル~。」

「どうも。こんなキレイなお姉さんがいたら、ドキドキしちゃって仕事がはかどらなくなっちゃいますよ。力仕事は男に任せて、遊んでてください。」

「え~、それじゃ悪いよぉ。」


そんな会話の中、つぐみまでやって来た。