だんだんと視界がはっきりし、大きい影の人物と目があった。


「目、覚めた?」


私に爽やかなくらいの笑顔を見せた後、その人物はコーヒーを飲みはじめた。


その瞬間、すっかり抜けていた昨日の記憶が戻ってきた。
忘れてるなんて、どうかしている。


あんなに衝撃的なコトだったのに…。



瑞己はじっと、私を見ている。

…ってゆーか、私の


…身体?