「とにかく、ダメ。未来が変わる。」


「未来が変わる?」


「母さんのコトだから、結婚出来るって分かったら、ダイエットしないでぶくぶく太って、おまけにオシャレも化粧もしなくなる。努力ゼロだね。」


「ひどい。それって言い過ぎ。私だってね、努力くらいするわよ。」


「嘘つき。」


「え?」


見透かしたように、瑞己は私にとってタブーな言葉を口にする。



「悠斗先輩。」