一言かけてから、私はドアを開けた。
部屋に入った瞬間、私の胸はギュッとつかまれる感じがした。
「どういうコト…?」
部屋に瑞己はいなく、荷物もなくなっていた。
それどころか、全く人の気配がなかった。
まるで何年も使われていないような感じ。
夏なのに、この部屋だけひんやりと冷たい空気が流れていた。
自然と私は、手で両腕を押さえた。
サイドテーブルに置いてある真っ白な封筒が目に入り、それを手に取った。
それには瑞己の字で、『里緒へ』と書かれていた。
なんだろう、この気持ち。
すごく…、ものすごく嫌な予感がする。
ドクン、ドクン、ドクン…。
鼓動が急に速くなる。
小刻みに震えている手で、私は封筒を開け、中に入っている紙を取り出した。
手紙…?
紙を広げると、瑞己の字が目に入ってきた。
部屋に入った瞬間、私の胸はギュッとつかまれる感じがした。
「どういうコト…?」
部屋に瑞己はいなく、荷物もなくなっていた。
それどころか、全く人の気配がなかった。
まるで何年も使われていないような感じ。
夏なのに、この部屋だけひんやりと冷たい空気が流れていた。
自然と私は、手で両腕を押さえた。
サイドテーブルに置いてある真っ白な封筒が目に入り、それを手に取った。
それには瑞己の字で、『里緒へ』と書かれていた。
なんだろう、この気持ち。
すごく…、ものすごく嫌な予感がする。
ドクン、ドクン、ドクン…。
鼓動が急に速くなる。
小刻みに震えている手で、私は封筒を開け、中に入っている紙を取り出した。
手紙…?
紙を広げると、瑞己の字が目に入ってきた。


