『娘…?……!まさか…』




「…そう、あの時の…」



僕たちが初めて繋がった日。





あの日、雪奈の体には…新たな命が宿っていた──



「うちはクリスマスが終わったら入院することが決まっていた。

せやからユウと別れなあかんて思ったから、キスは出来へんかった。キスしたら───離れたくなくなる思て…」





「けどな、うち…ユウと一緒にいたっていう証が欲しかってん。せやから…



…この子が出来たって分かったとき、本当に嬉しかった。うちらが愛し合ったって言う証やし、それに─────


──離れててもユウと繋がってるんやって──」