『わっ?!だ、大丈夫ですか?』 



転びそうになった彼女を辛うじて受けとめた。



「…っ!す、すいません!」



そういって顔を上げた彼女を見た瞬間────




僕は息をすることさえ忘れ、


ただ、彼女に見惚れていた─