「…うちが大阪からここに引っ越してきたのは、この病院で治療を受けるためや。 万に一人という奇病やて… もう、治る見込みはないて…」 『そ、んな…』 「ユウに告白された時、本当にすごくうれしかった!けど……うちはずっと一緒には居れへん。結婚も……できへんねん……」 ボロボロと涙を流す雪奈。 「な、んで…何で雪奈なんだよ…?他にも、こんなに人がいるのに……何で…」