雪奈に何かあったら……



考えるより先に体が動いていた。



ただ純粋に、雪奈に会いたかったから。




スゥッ


深呼吸をしてドアに手をかけ────




ゆっくりと開ける。




白いベッドに横たわる、小さな少女