…怒らせちゃったのかな?



不安を抱きながら雪奈を待った。


数分後



「おまたせ!…はい」



そう言って雪奈が差し出したのはポップコーン。



『これはうちの奢りやから』


にっこりと笑う彼女はとっても可愛かった。


「ありがとう」


雪奈の優しさを改めて実感した。



そして僕たちはポップコーン片手に会場に入っていった