私、あのまま寝ちゃって…… 須崎さんがここまで運んでくれたんだ…。 久しぶりに感じる須崎さんのぬくもり。 腰にある手を自分の頬にあてる。 須崎さんの手… 暖かいよ……。 「また泣くの?」 パッと上を向くと須崎さんの視線とぶつかる。 昨日みた冷めた瞳じゃなくていつもの優しい瞳。 急に恥ずかしくなり視線を逸らす。