博士は研究室ではなく、外にある工場へ向かうらしい。
博士の助手は蒸気機関の小さな汽車を走らせて来た。

「紹介しよう、私の助手のネルビーくんだ
 彼は実に面白い男でね
 私の<後50年早く出会いたかった人>のうちの1人だよ」

「はじめまして、博士の助手のネルビーです」

私とココロはネルビー助手に挨拶した。

「お世話になります」

『はじめましてなのです』

「あなたが宇宙ネコのココロさんですね?
 博士からいつも話を聞いてますよ
 今日はよろしくお願いしますね」

今日はという節が少しひっかかった、これは何かあるに違いない。