私たちを乗せたバスは歯車市の駅に到着した。
ココロはまだ寝ていた。

「ココロ?着いたよ?」

『むぅ~
 すっかり寝てしまったの』

目をこすりながらココロは目を覚ました。

「あ、そうだ
 泊まるところ探したら
 街をちょっと散歩しようか?」

『うん
 探検みたいで面白そうなの』

バスから降り、駅にある地図でそれらしい所を探した