博士は想像と違い元気な老人という感じで、奇抜な服装をしていた。

博士は応接間ではなく、自分専用の研究室に案内してくれた。

辺りには博士の発明品・・ガラクタにしか見えないナニカが・・

おそらく凡人には解らない類のものがそこかしこに雑然と置かれていた。

「そうかぁ~
 今はココロっていう名前なのか~
 うん、いい名前だよ~」

『そう?
 やっぱりそう思う?』

ココロは嬉しそうに両手を口に合わせて耳をくりんとまわした。

「わしは彼とちょっと話をするから
 ココロはそこらにあるおもちゃで遊んでてもいいよ?」

『うん~?
 わたしもお話聞くのよ
 だってお手伝いだから!』

ココロは周りにあるガラク・・いや、
恐らく凄い発明品をかなり気にしていたがガマンした様だ。