「ココロの夢の中に出てきた人の言ってた<この星>って
 もしかして、
 今居るここじゃないって気がする?」

『ん~・・
 よくわかんないの』

「そうかい? ならいいんだ

 そういえば
 ココロは歌が好きだったよね
 よく歌うのかい?」

『歌! 大好きだよ
 前いたとこでよく歌ってあげてたの』

「工場の人に?」

『ん~ん?
 もわ~ってしてた光にだよ

 とっても悲しそうだったの、
 歌ってあげるとね
 もわ~って光が悲しくなくなるみたいなの』

「へぇ~
 どんな歌なんだい?」

『聞きたいの?
 歌おうか! 歌!』