気が付くと、まっ白い世界に宇宙ネコはいた

『ここは?

 そうなの…
 またあの白い夢』


──白い夢

ここは、宇宙ネコがそう呼んでいる夢の中だった。
まぶしい様な目を開けにくい感じがする夢の中。

見えるもののコントラストがやけに高く、
所々色や形を失って、白く抜けてしまってる風景が辺りに見える。