次の日。
アタシはいつもよりも気合いを入れて仕事に向かった。
もう、店長も愛ちゃんもいない。
でも…。
そこにユッキーの姿もなかった。
気にはなったが、アタシがユッキーのことを聞くのはちょっと気が引ける。
知らないフリをして、アタシは仕事を続けていた。
楽しそうに振る舞って、一緒にお酒を飲んで。
虚しかった。
ユッキーが気になって気になって仕方がなかった。
トイレに立った時、ボーイと、あるキャストが話しているのを聞いてしまった。
「ユッキー、飛んだの?」
「多分な。連絡取れないからって幹部は家に行ったよ。
まぁ…あれだけ脅されてりゃ飛びたくもなるだろ。」
「本当に付き合ってたんだ?」
「認めたらしいよ。」

